CROSSTALK

先輩たちのホンネ。

クロストーク 障がい×挑戦できる環境

“やりたい”をあきらめない二人が語る、ドコモで広がった可能性

学生時代、義足の陸上クラブで出会った二人。「自分の可能性を広げたい」という共通の想いを持ち続けている二人が今、ドコモというフィールドでどのように挑戦を続けているのか、お話を伺いました。

  • 関田

    イエナカサービス部 オペレーション推進・オペレーション推進

    SEKITA SHINJIRO 関田 慎次郎 2016年入社

  • 銭場

    コンテンツサービス部 サービス推進 サービス推進第一

    SEMBA NOZOMI 銭場 望美 2021年入社

学生時代の活動と経験を通して広がった挑戦のフィールド

二人の出会いと学生時代のエピソードを教えてください。

銭場 学生時代に所属していた義足の陸上クラブチームで出会ったのですが、地元も年齢も近いこともあって仲良くなりました。

関田 私はもともとNTT東日本入社で、途中で転籍してドコモに入社したので、入社当初銭場さんは私のことを知らなかったと思います。

銭場

気がついたら、関田さんが同じビルの別フロアにいらっしゃってびっくりしました(笑)
学生時代は陸上競技に打ち込んでいて、パラリンピック出場をめざして、週5日の練習を欠かさず続ける一方で、理系の研究室では義足の素材をテーマにシミュレーション研究を実施していました。「競技にも、研究にも全力で取り組みたい」という想いで、時間を惜しまず挑戦を重ねていました。

関田

私は法学部に在籍しながらも、学外の義足のデザインを研究するゼミに所属していました。
3Dプリンターで義足のカバーを設計・制作するなど、デザインと社会課題解決を結びつける活動をしており、「義足を“医療機器”ではなく、“自分らしさを表現するプロダクト”にしたい」と考えて実践していました。

就職活動ではどんな軸を持っていましたか?

関田

新卒ではNTT東日本に入ったのですが、当時はICTで地域貢献をしたい、高齢化を辿る地元の企業を活性化したいという思いがありました。その後、NTTドコモビジネス(旧NTTコミュニケーションズ)とNTTドコモソリューションズ(旧NTTコムウェア)のドコモ子会社化の報道発表を受けて、固定通信でのICTソリューションのみならず、モバイル領域も含めよりスケールの大きい領域で課題解決にチャレンジしたいという思いからドコモへ転籍しました。ドコモは通信だけでなく、街づくりやエネルギーなど、さまざまな領域に事業を広げている点から、自分の興味をどんどん試せそうだと考えました。

銭場

私は「障がいを理由に選択肢を狭めたくない」という想いから、「自分の可能性を広げられる場所」を軸に就職活動をしていました。
「特別扱い」ではなく、他の社員と同じように挑戦できる環境で働きたかったので。説明会や面接を通じて、ドコモの社員が誰もが自然体で働いている様子を感じて、「ここなら自分も力を発揮できる」と確信しました。

思っていた以上に、挑戦できる環境があった

入社前に描いていたイメージと、実際に働き始めて感じたギャップはありましたか?

銭場

はじめは障がいのある社員として配慮を受けることを少し心配していましたが、入社後は周囲のサポートを自然に受けながら、制限を感じることなく業務に取り組めました。配慮されていると感じるよりも、チームの一員として期待されていると実感できた瞬間が多かったのが嬉しかったです。

関田

私も事前に想像していたキャリア像や制約は、ドコモの柔軟な環境と文化のおかげで変化しました。例えば、足が痛む日や終業後に急用ができてしまった際はフレキシブルにリモートワークに切り替えて勤務しています。これは自分だけでなく、同僚でお子さんが急に体調を崩してしまった場合など、誰もが活用している制度です。あとは障がいを持つ他の社員から聞いた話ですが、持病の兼ね合いでかかりつけ医への定期通院が必要な場合は、就業場所を固定してもらったりしているそうです。自分のペースで、でも全力で挑戦できるのがドコモの良さだと思います。また、自分の得意分野を活かせる仕事の幅にも満足しています。

銭場

障がいのある社員としての配慮を受けつつ、自分の強みを最大限活かせる業務に取り組めるので仕事がしやすいですよね。困ったときにはサポートがあるけれど、基本は自分の力で仕事を進められる。私自身、信頼されていることを実感できる瞬間が多いです。また、社内の多様なプロジェクトに関わることで知識やスキルの幅が広がり、日々成長を実感できています。小さな成功体験が自信となり、次の挑戦へのモチベーションに繋がっていると感じます。

関田 私も入社前には想像もできなかった経験を積めているので、毎日が新しい学びと感じています!

働く上で会社や周囲からのサポートで助かったことは何ですか?

銭場 通院や義足の修理でお休みを取りやすいのは助かっています。

関田 私は障がいがあることを社内でオープンに発信しており、陸上に取り組んでいることも周囲に話しています。全国大会や遠征がある際も業務の引継ぎを行い、お休みをいただくことで両立できています。同僚や上長の理解が前提で成り立っていることですので、障がいの理解とサポートについては大いに助かっています。また障がい以外でも、4歳になる息子がいますので、幼稚園の送り迎えなどがある日はリモートワークを選択し、問題なく働けています。子育ての側面でも調整がしやすく、大変助かっています。

ドコモで叶えたい未来

印象に残っている仕事はありますか?

銭場 仕事で印象に残っているのは、自身が携わっている「スゴ得コンテンツ」サービスのUI改善です。約2年間、自分が中心となって検討したUIをリリースに漕ぎつけました。改善にあたっては個人のお客さま向けサービスなので、アンケートやお客さまの声から新しいUIを考えました。多くのお客さまにご利用いただいているサービスのため、最初はUI改善によりネガティブな反応がないか不安でしたが、「毎日使っていて楽しい」などの声もいただくことができ、良い結果になって安心しました。

関田

私は「homeでんわ」サービスのローンチが印象に残っています。NTT株式会社から依頼を受け開発したサービスで絶対に失敗できないプロジェクトである中、メンバーとして参画し、主にオペレーション設計に携わりました。誰も固定電話のオペレーションについてノウハウがない中、手探りでありながらオペレーションを築き上げていき、全国のドコモショップや代理店に対し研修や提案・販売の呼びかけを行い、サービス開始にこぎつけられたときにチームとして取り組んだことで達成感を感じました。

今後ドコモで挑戦したいことはありますか?

関田

これからは自分のアイデアを形にできる、責任ある立場になりたいです。チームをまとめながら、新しい価値を生み出す過程は大変ですが、その分達成感も大きいと感じています。また、障がい者社員としての経験を活かしながら、現在は社内ダブルワークで「ダイバーシティ推進担当」にも所属しており、少しずつ社内の制度や環境改善に意見を出しています。自分の経験が、他者の働きやすさに繋がっていることを感じることができて嬉しいです。

銭場

私はさまざまな立場を経験して、サービスを作り上げて育てていくために必要なスキルや思考を養いたいですね。横断的に知見を活かしてチームの力を最大限に発揮させられる人材となり、コンシューマサービスの領域からドコモに貢献していきたいと考えています。

これから応募を考えている学生に伝えたいメッセージをください。

銭場 迷うことや悩むことが多いとは思いますが、社会人になってからも選択の連続です。その予行演習として存分に考えて、結果的に就職活動も良い経験になったと思えるように頑張ってください!

関田 ドコモは通信を通じて、「人と社会をつなぐ」未来をつくる会社です。特に「挑戦したい」という思いを大事にしている会社だと思います。少しでも興味がありましたらまずは応募してみて、ドコモについて詳しく知っていただき、大いに悩んでいただけたらと思います。将来一緒に仕事ができることを楽しみにしています。社会人生活はみなさんが思っている以上に楽しいことが多いですよ!

AFTERWORD

採用担当からのひとこと

ドコモでは障がいがある方も安心して能力を発揮し、やりがいや成長を感じられる職場環境づくりに力を入れています。多様な仲間とともに、より良い社会をつくっていく。そんな想いに共感してくださる方を、私たちは心から歓迎します。

※掲載内容は2025年12月時点のものになります
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